鹿児島在住の方であれば
志布志にある
ダグリ岬
という名前を聞いたことがあるかもしれない。
昔は鹿児島のローカルテレビのCMで
ダグリ岬遊園地
が紹介されていたと記憶しているのだが。
今回は
『本文』
のほうで訪れた訪問先のついでに
ふらりと立ち寄ったのであるが
今まで前は通ったことはあるものの
足を踏み入れたことはなかった。
たまたま今回通りがかりながら
「そういや、ダグリ岬って名前の由来はなんぞ?」
と思い立ち、
ハンドルを切った次第である。
志布志方面から北上中に
国道220号線から右折。
入ってすぐの所に
ダグリ岬遊園地
があった。
HPはこちら
ダグリ岬遊園地オフィシャルサイト ~鹿児島県の遊園地~
冬の晴天の平日。
残念なことに客は誰もいないようで
従業員がほうきで
『掃わく』
(鹿児島弁じゃ掃くことを『はわく』って言うんですよw)
音のみが
シャッ シャッ シャッ シャッ シャッ・・・・
と響く園内。
もちろん遊具など一台も稼働していない。
のどかな中にも漂う寂寥感。
だがしかし、小生が注目したのはソコではない。
そこからほんの少し車を進めると、
そこに
大黒海水浴場
・・・・の跡地があったのだ。
では、その廃墟の数々をご覧いただきたい。
・・・・:(;゙゚'ω゚'):
夜はゼッタイ一人では立ち寄りたくない風情である。
完全に海に面しているため、
おそらくうち捨てられ放置された挙げ句
台風などの風を真正面から受け
翻弄されるがままにされた姿の
なれの果てなのだろうか。
神武天皇(日本の天皇の祖)が
東征に出発した港であるとの言い伝えの碑
もあったな。
海水浴場はうち捨てられたとは言え、
眼前に広がる太平洋の眺めは素晴らしかった。
ダグリ岬の名前の由来については
結局現地では解明できず
ネットに頼った次第。
以下のサイトの記事から拝借。
<前略>
ダグリ岬一帯は夏井といわれ、
藩政時代は隣の秋月藩と薩摩藩の国境で、
関所がおかれていた。
関所は「夏井番所」といわれ、
取り調べが厳しかった。
馬の積み荷もいったんここで薩摩側の馬に繰りかえて
領土内にいれたということでこの
「荷駄(にだ)操り」
が「ダグリ」とよばれるようになった地名の由来だといわれる。
海岸の近くにある番所跡地や六部瀬(ろくぶせ)地蔵はその歴史を物語っている。
[ふるさと元気風ネット ふるさと探訪記「夏井・ダグリ岬」項]
廃墟好き、海水浴好き(施設はないけど)はゼヒ。
そんなお勝手探訪記はさておき。
そもそもなんでこんな志布志方面を訪れたかというと。
この日、小生は
年 次 休 暇
を取得していたのだ。
朝、やんごとなき理由によりクルマを出し
長男氏とその友人を
さる場所へと送り届ける必要があったから。
実際には8時には用事は済んでいたのだけれども。
(*´・ω・)
なにせ小生、今回の年休申請の時に気づいたのだが
今年度は三日間しか年休を消化しておらなんだ。
年休は年間十日間支給され
十日分は繰り越しできるので
合計二十日間は取得可能なのであるが
どんだけ忙しかったんだよ。
(;´Д`)
ということでもったいないので年休にしたわけであるが。
特に用向きもなく
することもないので
ラーメン遠征
としゃれ込んだという次第。
Σ(´∀`;)
こちらへ。
はるか鹿児島市を離れること百数十km
曽於郡大崎町にある
げんこつ屋。
以前から一度は訪れたいと思っていたのであるが
場所が場所なだけになかなか訪れる機会がなかった。
今回ようやくの訪問。
なぜココかと聞かれると
鹿児島のラーメン好きとして
外すことができないからである。
ネタ的に。
( ・`ー・´) + キリッ
年季の入った店構え。
ではさっそく。
入口にPOPが。
ラーメンランチがオススメである。
もちろんこれ目当て。
若干遅めのランチタイムではあるが
店内はそこそこの入り。
げんこつ屋 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
一応メニューに目を通す。
オーダーを取りに来る。
ラーメンランチと告げると
「前菜は肉と魚、どちらにされますか?」
・・・・あまりラーメン屋では聞かない単語であるな、
『前菜』
んじゃ、肉で。
「ソースはデミグラとチリのどちらになさいますか?」
・・・・あまりラーメン屋では聞かない単語であるな、
『ソース』
そう。
この店のラーメンランチには
前菜とハンバーグ&鶏のフライ
が付くのである。
あたかもフルコースのようである。
ワインがあればもっとよかったのに。
(* ̄ー ̄)
↑
クルマですw
店内観察。
レトロモダンなんだか
単に古びてるんだか
よくわからない店内のディスプレイ。
店内中央には薪ストーブも。
そんなに寒くなるんだろうか、この地方?
鹿児島のラーメン屋のお約束
卓上の漬け物はキュウリ。
塩もみしてごま油とあえたものか。
などなど観察しているうちに
来ました!
前菜ww!!!!
≪和牛のカルパッチョ≫
いやいやいや。
ラーメン屋だし。
酸味の少ないカルパッチョソース。
これ単体でも十分ウマし。
一般的な夜の居酒屋であれば
400円程度は取れそうな。
ワインが必要だなw
↑
運転だし
これを嗜んでいるうちに
来ました!
本命!
ハンバーグとチキンカツ
チリソース添え
with 小ごはん&小ラーメン
ラーメンは添え物のスープ扱いかww。
では、まずはハンバーグをいただいてみましょう。
(すでに順番間違えてる)
おー。
このハンバーグとチキンカツとごはんだけで
メニューが成立するわ。
チリソースはちょっぴり甘め。
ほとんど辛さを感じなかったので
(※註:個人の感想です)
デミグラソースの方が良かったかも。
皿向こうに帆のように立てられているのは
これもちゃんと店で揚げたと思われる
ポテトチップ。
カレー風味のマッシュポテトに刺さっている。
うん。
ウマいね。
では満を持してラーメンを。
スープを一口。
おぉ!
ザ・大隅系ラーメン。
ちょっと濃いめの味付け。
甘めの醤油のカラーが立っている。
上に載っているチャーシューが
三枚身の薄切り煮豚であれば
標準的大隅系ラーメンであろうが
一般的な巻きチャーシューであった。
ラーメンは冷めるとウマさ半減
なので
とりあえずこちらを優先的に片付ける。
ご飯といっしょにいただくとちょうどよいぐらいの塩分。
小生的にはちょっと塩辛かったな。
これだけの
ボリュームと内容と話題性
が
930円とリーズナブル。
ただし、鹿児島市からは遠い。
ひたすら遠い。
こちら方面にお越しの折には、ゼヒ。
(行動規範はネタか否か)
お試しあれ。