鹿児島在住の方であれば
志布志にある

ダグリ岬

という名前を聞いたことがあるかもしれない。

昔は鹿児島のローカルテレビのCMで

ダグリ岬遊園地

が紹介されていたと記憶しているのだが。


今回は

『本文』

のほうで訪れた訪問先のついでに
ふらりと立ち寄ったのであるが
今まで前は通ったことはあるものの
足を踏み入れたことはなかった。

たまたま今回通りがかりながら
「そういや、ダグリ岬って名前の由来はなんぞ?」
と思い立ち、
ハンドルを切った次第である。

志布志方面から北上中に
国道220号線から右折。

入ってすぐの所に

ダグリ岬遊園地

があった。

DSC_0767

HPはこちら

ダグリ岬遊園地オフィシャルサイト ~鹿児島県の遊園地~





冬の晴天の平日。

残念なことに客は誰もいないようで
従業員がほうきで

『掃わく』
(鹿児島弁じゃ掃くことを『はわく』って言うんですよw)

音のみが

シャッ シャッ シャッ シャッ シャッ・・・・

と響く園内。

もちろん遊具など一台も稼働していない。


のどかな中にも漂う寂寥感。



だがしかし、小生が注目したのはソコではない。

そこからほんの少し車を進めると、
そこに

大黒海水浴場


・・・・の跡地があったのだ。

では、その廃墟の数々をご覧いただきたい。

DSC_0758

DSC_0761

DSC_0763


DSC_0762

DSC_0760

DSC_0764

DSC_0765

DSC_0766




・・・・:(;゙゚'ω゚'): 

はゼッタイ一人では立ち寄りたくない風情である。

完全に海に面しているため、
おそらくうち捨てられ放置された挙げ句
台風などの風を真正面から受け
翻弄されるがままにされた姿の
なれの果てなのだろうか。


神武天皇(日本の天皇の祖)が
東征に出発した港であるとの言い伝えの碑
もあったな。

DSC_0768


海水浴場はうち捨てられたとは言え、
眼前に広がる太平洋の眺めは素晴らしかった。

DSC_0759

DSC_0769


ダグリ岬の名前の由来については
結局現地では解明できず
ネットに頼った次第。

以下のサイトの記事から拝借。


<前略>

ダグリ岬一帯は夏井といわれ、
藩政時代は隣の秋月藩と薩摩藩の国境で、
関所がおかれていた。
関所は「夏井番所」といわれ、
取り調べが厳しかった。
馬の積み荷もいったんここで薩摩側の馬に繰りかえて
領土内にいれたということでこの
「荷駄(にだ)操り」
が「ダグリ」とよばれるようになった地名の由来だといわれる。
海岸の近くにある番所跡地や六部瀬(ろくぶせ)地蔵はその歴史を物語っている。

[ふるさと元気風ネット ふるさと探訪記「夏井・ダグリ岬」項]



廃墟好き海水浴好き(施設はないけど)はゼヒ。



そんなお勝手探訪記はさておき。




そもそもなんでこんな志布志方面を訪れたかというと。

この日、小生は

年 次 休 暇

を取得していたのだ。

朝、やんごとなき理由によりクルマを出し
長男氏とその友人を
さる場所へと送り届ける必要があったから。


実際には8時には用事は済んでいたのだけれども。
(*´・ω・)


なにせ小生、今回の年休申請の時に気づいたのだが
今年度は三日間しか年休を消化しておらなんだ。

年休は年間十日間支給され
十日分は繰り越しできるので
合計二十日間は取得可能なのであるが

どんだけ忙しかったんだよ。
(;´Д`)



ということでもったいないので年休にしたわけであるが。



特に用向きもなく
することもないので

ラーメン遠征

としゃれ込んだという次第。
Σ(´∀`;)



こちらへ。


DSC_0756




はるか鹿児島市を離れること百数十km
曽於郡大崎町にある

げんこつ屋。


以前から一度は訪れたいと思っていたのであるが
場所が場所なだけになかなか訪れる機会がなかった。

今回ようやくの訪問。


なぜココかと聞かれると


鹿児島のラーメン好きとして
外すことができないからである。


ネタ的に。
( ・`ー・´) + キリッ



DSC_0753


年季の入った店構え。

ではさっそく。


入口にPOPが。

DSC_0752


ラーメンランチがオススメである。

もちろんこれ目当て。


若干遅めのランチタイムではあるが
店内はそこそこの入り。

げんこつ屋 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA



一応メニューに目を通す。

DSC_0740

DSC_0741


オーダーを取りに来る。

ラーメンランチと告げると

前菜は肉と魚、どちらにされますか?」


・・・・あまりラーメン屋では聞かない単語であるな、

『前菜』


んじゃ、肉で。


ソースはデミグラとチリのどちらになさいますか?」

・・・・あまりラーメン屋では聞かない単語であるな、

『ソース』





そう。

この店のラーメンランチには

前菜とハンバーグ&鶏のフライ

が付くのである。

あたかもフルコースのようである。


ワインがあればもっとよかったのに。
 (* ̄ー ̄)


クルマですw


店内観察。

DSC_0751

DSC_0749

DSC_0750


レトロモダンなんだか
単に古びてるんだか
よくわからない店内のディスプレイ。

店内中央には薪ストーブも。

そんなに寒くなるんだろうか、この地方?


DSC_0743


鹿児島のラーメン屋のお約束
卓上の漬け物はキュウリ

塩もみしてごま油とあえたものか。


などなど観察しているうちに

来ました!



前菜ww!!!!



DSC_0742
≪和牛のカルパッチョ≫


いやいやいや。

ラーメン屋だし。


酸味の少ないカルパッチョソース。

これ単体でも十分ウマし。

一般的な夜の居酒屋であれば
400円程度は取れそうな。

ワインが必要だなw

運転だし



これを嗜んでいるうちに

来ました!

本命!


DSC_0744

ハンバーグとチキンカツ
チリソース添え


with 小ごはん&小ラーメン


ラーメンは添え物のスープ扱いかww。


では、まずはハンバーグをいただいてみましょう。
(すでに順番間違えてる)

DSC_0746

DSC_0747


おー。


このハンバーグとチキンカツとごはんだけで
メニューが成立するわ。

チリソースはちょっぴり甘め。

ほとんど辛さを感じなかったので
(※註:個人の感想です)
デミグラソースの方が良かったかも。

皿向こうにのように立てられているのは
これもちゃんと店で揚げたと思われる
ポテトチップ。

カレー風味のマッシュポテトに刺さっている。

うん。

ウマいね。


では満を持してラーメンを。

DSC_0745


スープを一口。


おぉ!

ザ・大隅系ラーメン。


ちょっと濃いめの味付け。
甘めの醤油のカラーが立っている。

上に載っているチャーシューが
三枚身の薄切り煮豚であれば
標準的大隅系ラーメンであろうが
一般的な巻きチャーシューであった。


ラーメンは冷めるとウマさ半減
なので
とりあえずこちらを優先的に片付ける。

ご飯といっしょにいただくとちょうどよいぐらいの塩分。

小生的にはちょっと塩辛かったな。


これだけの
ボリュームと内容と話題性

930円とリーズナブル。


ただし、鹿児島市からは遠い。

ひたすら遠い。


こちら方面にお越しの折には、ゼヒ。
(行動規範はネタか否か)


お試しあれ。