これまで2004年4月から始めて
13年間の長きにわたって続けてきた
当blogですが
今回の記事をもって
閉鎖することに致しました。
何の変哲もない個人の日記でしたが、
長らくのご愛顧、ありがとうございました。
っつー使い古された
エイプリルフールネタ はさておき。
(何回目だ、このネタ使うの・・・・Σ(´∀`;))
いい加減県外メンバーを連れて
市内のラーメン屋を回るのにも限界が見えてきた。
どんなラーメン屋でもいいというのなら
まだまだ隠し球はたくさんあるのであるが
日によってはメンバーが4~5名
多い日は6~7名
しかも昼食時間帯に1時間を目処に
食した上で往復できる
かつ
ほぼ並ぶことなく食せ
可能な限り同じテーブルに着ける
という選択基準で考えると
選べる店は自然と限られてくる
のである。
今回は、小生含め3名であったため
この店をチョイスしてみた。
くろいわラーメン本店
泣く子も黙る
鹿児島イニシエ系ラーメンの総本山
である。
以前から小生は
鹿児島三大イニシエ系ラーメン店
として
ざぼんラーメン
くろいわラーメン
和田屋
の三店であると唱えていたが
このうち
残念ながら和田屋は今はない。
同じくろいわラーメンのチェーン店の中でも
店ごとに味が異なり
実は本店よりも鹿高前店の方がウマい
というのが一種の定説となっているが
今回は
鹿児島ラーメンの歴史を語る上でも
あえての本店チョイスである。
(語らんでええっちゅに)
・・・・鹿高前店、ビミョーに遠いし。
Σ(´∀`;)
実は小生にとっての
鹿児島ラーメンのルーツ
と言えば
ざぼんラーメン推し
であるため、
くろいわラーメンへの訪問回数は
極端に少ない。
人生を通して10回未満なのではあるまいか。
この店も事前食券制なので
先にオーダを決めておく必要がある。
もっとも、そのメニューにしても
フツーのラーメンなのか
焼豚メン(表記はチャーシューメン)なのか
味噌ラーメンなのか
ぐらいしか選びようはないのであるが。
今回は奮発して
焼豚(チャーシュー)メン
にしてみたぞ。
( *`ω´)
入口の券売スペースで食券を購い
カウンターにプラスチックの札を預ける。
入口前のカウンターへ陣取る。
くろいわラーメン本店 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
客の中には中国人とおぼしき方々も。
待つ間のお楽しみ・・・・
って、昔はここはタクアンではなかったか?
現在はタッパーウェアに入ったダイコンの漬け物が
タッパーウェアの容量の範囲内で
食べホーダイ。
このあたり、ざぼんラーメンへの対抗措置だろうか?
(ざぼんはもっと大きいツボで食べホーダイ)
だがしかし、ここで浮かれて
ダイコンをガッツリよそうと
思いがけないワナが。
塩っぱ!!
;`;:゙;`(;゚;ж;゚; )
ビックリするほど塩っ辛い。
部分によってはさらに辛い!!
なるほど~、こうやって食べ過ぎを是正させるのか。
もう皿に取っちゃったけど。
Σ(´∀`;)
仕方がないので水で流し込みつつ
待つことしばし。
オープンキッチン(?)で
ラーメン作成にいそしむオバチャンたち
(推定年齢70歳以上)
の会話や作成風景が
見たくなくても目に入り
聞きたくなくても耳に入る。
「なんでね、それはモヤシ抜きだったがね!」
「あ、じゃったけ?」
(といいつつ一度盛ったモヤシをザルに戻す)
麺固めと言いつつ
もっさりとした調理により
他のラーメンと提供時間にさして違いはない。
・・・・まぁよい。
細かいことを気にしてはイカンのである。
ようやく来ましたっ!
目の前のおばちゃんから手渡しでww
そういえば調理風景を見ていて
違和感を感じていた。
以前のこの店での調理は
鹿児島のイニシエ系ラーメン屋でよく見られる
タレの入った丼に茹で上がった麺を直接入れ
その上からスープをかけるスタイル
ではなかったか。
それがゆえ、食す際には
まずはドンブリの底からよくかき混ぜないと
味が均一にならず
上は薄く下は濃い
ということになるのである。
しかし、今回の調理スタイルは
タレを入れたドンブリにスープを張り
その上から麺を入れて盛りつける
というごく常識的なラーメンの作り方にあらためられていた。
そういえば以前は厨房にいた
創業者の社長の姿が見えない。
ひょっとすると社長は引退して
後を引き継いだ社員たちが
明らかにおかしい旧態依然とした作り方をあらためた
のではあるまいか。
この違和感は、スープをすすったときにも感じた。
以前のくろいわラーメンへの小生のイメージは
小生にとっては塩っ辛すぎ
というものであったが、
今回は至ってマイルド。
フツーにウマい。
舌がシビれるような
ある種のミネラル感
はすっかりナリを潜め
スープの旨みを素直に感じることができる。
麺も、ゆったりとした調理スタイルから考えられないほど
キッチリと固めの茹であがりであった。
以前からすると
何倍にもウマいではないか。
世代交代があったのかどうかは
小生はあずかり知らぬところであるが
確実に改善されていると感じた。
変わらないのは、
少々古びたこの本社ビルと
年季の入った逆さ富士型のドンブリ。
「くろいわ」
の文字が彫り込まれていて
お世辞にも衛生的とは言えないかも知れないが
これもこの店の
『味』
なのである。
ごちそうさまでした。
この味ならば、訪問頻度を増やしてもいいかな?
Σ(´∀`;)