今でこそ

パソコン

という呼び名が
日本では定着しているが
その語源は

Personal Computer
(ぱーそなるこんぴゅーた)

である。


かつてこの

パーソナルコンピュータ

黎明期には
名称が一定しておらず

パソコン

パーコン

マイコン

などといった呼び名が群雄割拠し
覇権を競い合い
しのぎを削っていた。


パーコンという呼び名は

「パーになるコンピュータ」

のようで
さすがにマイナーであったが

マイコン



My Computer
(まいこんぴゅーた)

の略で
意味的にも馴染みやすかったせいか
最後までその地位を争っていたように思う。


ただ、このマイコンという名称は

Micro Computer
(まいくろこんぴゅーた)

の名称とも同じであり
どちらかというとそちらの名称の
略称として認知されていったので
最終的には
その座を追われてしまった
のではなかろうか。


などという
個人的感傷に基づく推理
はさておき。





鹿児島はラーメンが高い。


・・・・といわれることが多い。


確かに観光ガイドブックなどに載る

こむ○さき

とか

のぼ○屋
(廃業前)

とかは平気で

1,000円

などといった価格付けをしているので
それをして

高い

と言われても現地民としては
困惑してしまうところである。

そんなもんメッタに食わんし。
(´・ω・`)




しかし、それ以外のラーメン屋でも
博多などの
他県のラーメンに較べて高い
という風評がある。

だがしかし博多ラーメンなどが
替え玉前提で一杯の量も少なく
具材もほとんど入っていない
オヤツ替わりに腹を満たすだけの
シンプルなモノ

であるのに対し

鹿児島ラーメンはその一杯で
食事として完結する

ことを前提としていることが多い。

そのため
具材も野菜を中心に豊富に載り
チャーシューなどもふんだんに盛られ
当然価格が高くなるのであるが
それをして高いなどと
事情を知らない一見の県外の客になど
言われたくないというのが
鹿児島県民の偽らざる心情である。




そんな中

鹿児島中央駅周辺

ランチタイムに
ワンコインでラーメンを
食することができる


という貴重な店がある。


しかもご飯付きで!!!!



その店は
最近再開発ビルの工事のアオリか
今まで駐車場だった土地の
ビルへの建て替えなど
旺盛な発展を見せつつある
ベル通り

DSC_3798


のほぼどん詰まりに近い

薩摩食堂南洲庵

DSC_3797




『幕末食堂』

を標榜していることもあり
店内は幕末関連の資料などが
壁一面所狭しと飾られている。


さてさて。

今回の訪問の目的は
そういえば長らくオジャマしていなかったため
その挨拶と
先日店内ディスプレイに
新たなアイテム
が加わったというので
その確認でもあった。


入店。


先客二組4名。


テーブルへ。

薩摩食堂南洲庵 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA




・・・・おわかりであろうか。


窓際の席だったゆえに
店内が暗くなってわかりづらいが
室内奥の方に人影が・・・・


DSC_3795


そう!!

軍服姿の等身大

西郷さん

が鎮座ましましているのである。



せごどんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!



ご店主有馬敏郎氏に聞いてみると
薩摩川内市にある

川内戦国村

内の西郷記念館などの施設が
リニューアルのため
同施設内で飾られていた西郷さんの
等身大人形2体
がお払い箱になることになり
それならばと
西郷隆盛ひ孫の
西郷隆夫さんがオーナーを務める

K10カフェ


とここ南洲庵
寄贈されたものであるという。


:(;゙゚'ω゚'): 
フツーの店には置かんでしょ、こんなの。


なお、川内戦国村を運営するのは
全国的に甲冑などの製作で有名な
丸武産業であり
今後は
甲冑工房丸武
として
大河ドラマや映画などで使用された
甲冑を中心に展示するよう
リニューアルするという。


そしてその西郷さんの足元に
すり寄るように寄り添う


DSC_3796


ゴジラさん


こちらはご店主夫人
久美子さんの実家からもらい受けてきた
貴重な電動ゴジラである由。

ただし現在は故障中のため
動くことはないという。


・・・・(; ̄ェ ̄)


というように、映画人でもある
有馬敏郎氏久美子氏夫妻
趣味が満載につまった
カオスな店内
を堪能しつつメニューを。


DSC_3787



先にも述べたが
シンプルながらもいろいろな味わいの
塩ラーメン

プラスごはんが付いて

500円

という出血大サービスプライス。


今回は

スープカレーラーメン

でお願いしてみた。


DSC_3790



当然のことながら夜は居酒屋
一人でふらりと立ち寄り


DSC_3788


鹿児島の地元の食材を使った
おつまみと
お好きなドリンク2杯付きという
オトクな

限定だいやめセット
1,500円


をたしなみつつ
足りない食べ物や飲み物を足す
というスタイルもよい。

また、お任せで宴会もできるので
2階席であれば最大20人ぐらいで
どんちゃん騒ぎ
も可能である。

東京で俳優業をしながら
イタリアンの店も経営
していたという
有馬敏郎氏の作る
手作りピザやパスタなどの
イタリア料理も楽しむことができる。


DSC_3789


などと観察している間に
ラーメン来ました!


DSC_3791


香り立つスパイシーなカレー風味。

( ̄‥ ̄)
クンカクンカ



では、いただきます。

スープをひとくち。


DSC_3792


とても
500円でご飯付きとは思えない
クオリティの塩スープに
カレーの風味が鮮烈。


上に載っているのは
炊いた肉、
チンゲンサイに味玉。

そして季節のオクラ


ガーリックチップで
パンチも効かせつつ
あっさりとした味わいで
するっと完食。

ごはんも
出された漬け物と一緒に
あっというまに食べ終わった。


ごちそうさまでした。


DSC_3793


小生がランチに訪れる際には
ご店主有馬氏が

「くれぐれも酷評しないでくださいw」

と言うのがお約束であるが
今回は


DSC_3794


アイスコーヒー一杯で
懐柔されましたwwww



この近辺のみならず
鹿児島市内でワンコインのランチ
というだけでも貴重である。


麺切れ、スープ切れ早じまいで
そこまでタマ数は多く準備していないので
お早めの来店を。


お試しあれ。