ハクサイのうまい季節デスね。
( ̄¬ ̄*)


※珍しくマクラと本文の連動した記事ですww



土曜の晩飯当番を買って出た小生は
例によって日置市境の

チェスト館

へ買い出しに。


地元の農家の方々が
朝採れの野菜などを持ち込んで販売し
市場価格よりずいぶんとお安く
入手できるのであった。



いわゆる

道の駅

ではなく

日置市伊集院都市農村交流施設
チェスト館

というらしい。


鹿児島市街地からは一番近い
地場の野菜を安値で買える
施設ではなかろうか。


あ、与次郎ヶ浜に

おいどん市場

もあったな。

しかしあちらは、JAが運営していて
生産者が直接持ち込んでいるわけではないと
思われるので
こちらの方が安いのではなかろうか。
(憶測)


さて、今回の目的は
先に述べたように

ハクサイ。


チェスト館へ来る道すがらにも
路肩のあちこちに

 無人販売所 

が軒を連ねている箇所があり
そちらもちょっと覗いてみたかったが
なにせクルマが停めにくい場所だったりすると
どうしても横目で見ながら素通りしてしまう。

トシヨリ
がよく道の真ん中にクルマを停め
後ろの迷惑など我関せずで
渋滞を引き起こしたりしているのを見かけるが
そのような厚顔無恥な境地に達するには
まだまだ修行が必要なようである。
(ナリタカネーヨ!ι(`ロ´)ノ)


そんなわけでチェスト館に来たが
鹿児島では少々ハクサイの季節は過ぎたようで
大玉の良品は欠品していた。


致し方なく
小さなものがたくさん入った
干しシイタケ
小玉のハクサイ
を購入したのだが・・・・


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えっとですねぇ、

この小玉が二玉


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80えん!!!!
(  Д ) ゚ ゚




4玉買っても

160えん!!!!
∑( ̄[] ̄;)!!





あまりに新鮮すぎて
袋から出すと

ムシムシちゃんたちもわんさかと

出てくるところはご愛敬。


モンシロチョウの青い幼虫もいたが
多かったのは
ヤサイゾウムシ
の幼虫。


yasaizoumushi


これを目をこらして
(つд⊂)ゴシゴシ
よく流水で洗いつつ下ごしらえ。


そもそも今回は

ナニを作っているのか?




ピエンロー

という鍋料理


扁炉(ピェンロー、ピョンローとも)は、
中国で鍋料理の意味。
広東省あたりでは
「鍋料理」を打辺炉という。
「辺炉」(bianlu)と「扁炉」(pianlu)は発音が近いため、
一部の地域では打辺炉の替わりに扁炉を使うことがある。

【作り方】
水戻しした干し椎茸及び
その戻し汁を出汁として使い、
豚肉、鶏肉、白菜、春雨
を煮込む。

この段階で入れる調味料はごま油のみ。
あとは各自で煮汁とともに取り分けてから、
好みに応じて一味唐辛子で味付けをする。

鍋の締めには白飯を入れて粥とする。
この粥にべったら漬が良く合うと、
妹尾河童が著書の中で紹介している。

上記の作り方は、妹尾河童によると、
チワン族の郷土料理とされるが、
ほとんどの中国人はこの作り方を知らないため
中国でもほんの一部分の地域でしか食べられない鍋だと思われる。
逆に中国では、

妹尾河童の著書を読んで扁炉を知る人が多い。

一般の打辺炉は上記のものとは違い、
魚介類や牛肉、ほうれん草を入れる。
白菜は使わない。

[Wikipedia 2019/02/09 採取]



そう。

小生の実家にも
実父の蔵書の中にこの

「河童のスケッチブック」




なる単行本があり
その中で紹介されていたので
実家では冬の定番メニュー
であった。


その後ネットなどで拡散され
今ではすっかり有名なメニュー
になっているが
小生が初めて食したのは
おそらく20数年前ではなかろうか。


≪ざいりょう≫

■白菜(食べるだけ)
■干しシイタケ(テキトー)
■鶏モモ肉(テキトー)
■豚三枚身(テキトー)
■春雨(テキトー)

□塩(テキトー)
□ごま油(テキトー)
□一味唐辛子(適宜)


そう。

この鍋は

ハクサイを食べる鍋

であってそれ以上でもそれ以下でもない。


材料も、ハクサイの他には

干しシイタケと肉と春雨のみ

である。



≪つくりかた≫

干しシイタケを水で戻す。
ダシと言えるのはこの干しシイタケのみ
しかもナベの水分は
この戻し汁とハクサイから出た水分のみ
であるため
 戻し汁が最重要アイテム 
である。


つぎに、戻している間に
ハクサイを刻む。

ハクサイの芯の白い部分が重要なので
葉っぱがムシムシちゃんに食われて
穴だらけになっていても
緑の部分は捨てても
芯の白い部分は確保し
適宜刻む。


細く刻んでもヨシ
雑多に大きく刻んでもヨシ。

どうせ煮込んでクタクタになるのだ。

気にしない。
( ̄ー ̄)ニヤリ


ナベにハクサイの芯の部分を最初に敷き
(焦げ付き防止)
その上に肉を盛り
さらにハクサイの葉っぱ部分で覆う。

そして干しシイタケの戻し汁を入れ
足りなければ水を足し
火にかける。


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この時点で直径31センチのナベには
ハクサイ二玉分の芯
一玉分の葉っぱが入った。

煮込むことしばし。


葉っぱがクタクタになって
かさが減るので
あと一玉分の葉っぱの部分を追加投入。


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さらに煮込む。


しかしこれもまた20分ほど煮込むと
ずいぶんとかさが減るので


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さらにハクサイ一玉投入!!


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この間に、緑豆春雨を水で戻し
(春雨と言えばやっぱり緑豆春雨!)

全体がしんなりクッタリなったところで
春雨を入れて煮込み
煮えたら完成!!


実は、調理途中で

 ごま油 

をナベにたらーりたらりと回し入れるのが
セオリーであるのだが
拙宅のヨメ氏

ごま油がニガテなのであった。


ずっと昔、小生が食べたくなって
このピエンローを作ったことがあったのだが
ごま油のニオイでヨメ氏が敬遠し
食べなかったのであった。

それ以来このピエンローは封印していたのであるが
ふと


ナベにごま油入れなくても
自分の取り皿に入れればいいんじゃね?
( ・∇・)


と思い立ち
今回再度復活させた次第。



ここまで辛抱強く当日記を読んできた方々は
ふと

このナベ味付けしてないんじゃね?
(;・`д・´)


と思われた方もおられよう。



  ご明察。 


本来であれば

ごま油のみ

が調味料と言えば調味料なのだが
今回はそれすら未投入。



つまり
食べ方も独特なのである。


とんすいを準備し
(「とんすい」って、鍋を取り分ける小鉢ですよー)

そこにを入れる。

どれだけの量かと言われると
説明に困るが
とりあえず適宜にww

のちほどスープで薄めるので
その時に
ちょっと塩分強めかなぁ?
と思えるぐらいの分量。

スープは少なめで様子を見るのが良い。

スプーン大さじ一杯ぐらいか?


をスープで溶き
一味をお好きな量だけ入れ
今回の場合はとんすいにごま油を入れる。

本来の作り方であれば
ナベの方にごま油は入っているので
とんすいに入れる必要はないが
今回のレシピではとんすいへ。


あとはザクッとハクサイその他をすくい
このつけダレに漬けて

はむはむ食す!

 ひたすら食す!! 


なんか味が足りないと思ったら
つけダレにを足す。

刺激が足りないと思ったら
つけダレに一味を足す。

風味が足りないと思ったら
つけダレにごま油を足す。



それだけ。



ハクサイがこんなにウマかったかと
目からコンタクトレンズが、
いやウロコが落ちることウケアイである。


ハクサイが劇的に安い
今の時期にだけ赦される

禁断のナベ。



ゼヒお試しのほどを。


食材の中に苦手なモノのない諸氏
ハマること請け合い。
 (* ̄ー ̄)g


拙宅でも
ヨメ氏・長男氏・次男氏
そして小生

 もう食べられない 

ってぐらいハクサイを食しましたが。



ということで
マクラに力を入れすぎて
マクラだけで終わっちゃいそうな日記
はさておき。




そんなわけで
チェスト館に向かう途中で立ち寄った店。


島津そば


DSC_0726




鹿児島市街地からは
武岡団地から奥の方に抜け
伊集院に向かうルート。


「妙円寺参りのルート」

といえばわかる方もおられるかも知れない。


鹿児島市北部清掃工場
のちょっと手前にある。


以前から何度も前を通りつつ
気になっていたがタイミングが合わず
未訪であった店。

ようやく来れましたよ。



入口には
今週のランチの掲示が。


DSC_0724


入店時にはざっとしか見なかったが
よく見ると

アジフライ&からあげ

って書いてあったのね。
(; ̄ェ ̄)



さて、入店。


入口近くのテーブルでは
ばーさまが食事中であり
座りにくかったため
奥の座敷に座ることに。


その前に調理場の前でオーダを伝える。


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「ランチでお願いします」
(*゚▽゚)ノ


結構いろいろなメニューがあり
近場であれば右から順に制覇していきたくなる。


小上がりの座敷の入口には
セルフサービスのお茶一式
高菜の漬け物とカブの漬け物が。


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急須にTバック



・・・・いや、ティーバッグの茶っ葉をいれ
お湯を注ぐ。

高菜の塩漬けと
カブの酢漬けを皿に取り
小盆に載せて自席へ。


DSC_0720

島津そば #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA



部屋の中央で
ストーブが焚かれているが
このお昼時は快晴で
背後から陽光が差し
暑いぐらいであった。



茶っ葉もケチってなくて
 濃いお茶 
が楽しめる。

これと

ちけもん
(漬け物)

を嗜みつつ待つことしばし。


来ましたよ!


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定食のオカズが奥手にあって
ご飯が手前にあるので

オカズは小さく
ご飯は大きく

見える遠近法のトリックであるが

オカズのアジフライやからあげは
けっこうな大きさである。


では、まずはそばからいただきましょう。


スメをひとくち。


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いたってアッサリとしたダシ
軽めの味付け。


ちょっぴり甘めの醤油が香り
控えめな雰囲気。


そばは、鹿児島の田舎そばというよりは
ちょっとつなぎに布海苔でも入っているような
しっかりとした歯ごたえのモノ。


ふーん。

こういうそばなのか。


鹿児島のいわゆる田舎そばは
つなぎに山芋を使った
ぶわぶわとした歯ごたえ
箸でつかめないほどゆるゆるというのが定番であるが
こちらのそばはキッチリとした歯ごたえ。


もうちょっとスメは濃いめでもいいと思うが
定食の中の汁もの
という位置づけであれば十分アリかと。

イリコ
コンブ
干しシイタケ

などを主体とした
味付けなのか?
(゜.゜)


ヨクワカラナイww



さて、オカズのメインである
アジフライからあげ


まずはからあげを・・・・


けっこうなデカさですが。

鶏モモ肉がたっぷりと
揚げたてでアツアツなモノ。


ハフハフしながらいただく。


そしてアジフライ


ホクホク(゚д゚)ウマー


シッポまでいただきましたがww



ごちそうさまでした。


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禁煙・分煙されていない
のがアレだが
場所柄致し方のないところも。



非常にコスパの高いお店。


お試しあれ。