鹿児島で味噌汁といえば
ちょっと甘めの味付けの

麦味噌

がベースになっていることが多いと思われる。


味噌のかすをシッカリ取り除いていないと
麦の真ん中のスジの部分
味噌汁の中を浮遊していたりと
九州の味噌は麦なんだなぁと
実感するところである。


しかし小生実は

赤味噌

も好きなのである。


ところが鹿児島においては
まず赤味噌を入手することは困難
一般的なスーパーでは
インスタントの味噌汁である
永谷園のお吸い物シリーズでも

『あさげ』(あわせ味噌)

asage


『ゆうげ』(白味噌)

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は売っていても

『ひるげ』(赤だし)

hiruge


売っていないことが多い。


残念なことである。
(つд`)




そんな個人的な趣味嗜好性癖はさておき。




最近

博多うどん

について非常に興味を持っている。


鹿児島にはもともとうどん文化がなく
40年ほど前に

ふく福

が鹿児島にうどん文化を持ち込んだと
小生は記憶している。
(異論は認める)


そしてそのふく福のうどん
讃岐うどんスタイル
であったため
鹿児島ではうどんといえば
讃岐系等のコシのシッカリしたものと
認識されていると思う。


なぜ
鹿児島にうどん文化がなかったか
というと、
もともと鹿児島はシラス台地
米すら満足に栽培できず
救荒作物としての

 蕎麦 

の栽培が盛んであったため
高級な穀物である

小麦

などには縁がなかったことに
起因しているのではなかろうか。


今回は、小生の主観に基づいた
テキトーな持論を述べているだけで
文献を漁ったりしているわけではないので
異論のある方は
ビシバシとご指摘いただきたい。


ということで
鹿児島には
讃岐系統のうどん文化
が根付いてしまったため
博多のいわゆる

やわ麺文化

には縁遠いのであった。


しかし、福岡に就職したり
博多にドップリ染まったり
博多贔屓になったりした諸氏は
こぞって

『博多うどんはウマい!』

と力説するのであった。


すっかり

讃岐うどん推し

なカラダになってしまっていた小生
以前一時期福岡へ
毎月一回は定例会で日帰り出張
をしていた時期があるが
その時に博多駅前バスセンター地下の

牧のうどん

でうどんを食してみて
カルチャーショック
を受けたのであった。

・・・・日記の記録
残っていないのであるけれど。
( ̄∇ ̄*)ゞ



牧のうどんでは
事前に知識としては知っていたが
薬缶に入れられたダシ
が置かれており
運ばれてきたうどんは
みるみるうちにダシを吸って
ダシの分量が減っていくのである。


あわてて薬缶からダシを継ぎ足し継ぎ足しして
ようやく食したのであった。


記録がないので
当時を振り返ることもできず
よって味の記憶もないのであるが
(足りない記憶容量を外部媒体に依存するタイプww)

とにかく薬缶のダシ必須
なところに驚いたものである。


そういえば、鹿児島にも

博多うどんを食せる場所があったではないか!!

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生そばうどん ウエスト 与次郎店



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もともとこのウエストという店は
福岡を拠点とするうどんを中心とした
いくつもの業態のレストランを運営する
企業であるらしい。

うどん主体の店もあれば
焼肉の店もあったりと
守備範囲はかなり幅広い。


鹿児島のこのお店はどうやら

うどんよりも蕎麦推し

の店であるらしい。

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小生もこれまで数度訪れているが
確かにこの

そば3玉まで同一価格

というコピーに踊らされて
いつもそばを注文していた。


いかんいかん、せっかく
博多うどん文化
に触れられる機会が身近にあるのだ。


ここはうどんを食さねば!!


入店すると一人客はカウンターに通される。

対面式にはなっているが
お互い顔は突き合わせずにすむスタイル。


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これこれ、うどんっすよ。


ベーシックのかけうどんは330円ながら
オプションを追加していくと
ついつい高額になってしまう
魔性のメニュー。


ごぼう天だけは絶対に外せないが
それだけだとランチとしては少々弱い。

やっぱ、タンパク質も必要だよね!
(;・`д・´)

ということでついつい

肉ごぼう天うどん

に走ってしまう。


かけ + ごぼう天 + 
330円 + 150円 + 400円

という
禁断の三段逆スライド式高額商品
(イミフww)


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提供がメッチャ早く
オーダしてから
他のメニューなんぞ眺めていたら
あっという間に配膳。


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来たがな。
(*´・ω・)



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無造作にドカドカと盛られた

 と ごぼう天


では、卓上の
盛りホーダイのネギ
をお手盛りで載せまして。

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いただきましょう。

ダシをひとすすり。

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ほほぅ。


いりこベースでもない
かつおベースでもない
しいたけベースでもない
こんぶベースでもない。


複合的な味わい
おそらく肉の煮汁も加わり
ちょっと甘めの味付けのダシ。


ふぅむ。

まぁ、ダシについては好き好きだからな。


そしてうどんの麺


すすり心地はやわやわ
表面がかなり平滑にすべすべ
クタクタになっているのであるが
噛んでみるとモッチリとした噛み心地。


ふぅむ、こんなカンジであったか。


なるほど、この食感ははまるわ。


そばなど、所詮ガサガサとした喉ごしを
風味とともに楽しむところであるが

なんだこの官能的な
うどんのすすり心地は。


柔肌のようなぺとりとした
吸い付くような感触。


ううむ、博多うどん

侮りガタし。



これはやはり

博多うどんツアー

を敢行せねばなるまい。
(・`ω´・。)


新たな目標ができたぞ。

なんの目標よww




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ごちそうさまでした。


勉強になりました!
(`・ω・´)ゞ