毎度毎度のことであるが
桜島のアニキが元気である。
(撮影:現地特派員M.O.さん)
今日も夕刻の黄昏時に
一発巨大なヤツをカマしてくれたようだ。
鹿児島の大新聞
南日本新聞
も珍しく取り上げたようであるが
扱いは
8日午後5時24分ごろ、
桜島の南岳山頂火口で爆発があり、
噴煙の高さが5500メートルまで上った。
噴煙量は多量。
噴煙の高さが5000メートルを超えたのは、
2016年7月以来。
と、単に事実を列記するのみ。
まぁ、大きい噴火だったのと
絵的にインスタ映え
だったから記事にしただけと思われる。
例によって例のごとく
全国ニュースなどで取り上げられ
他地域の方々からは
「大丈夫だった?」
「すっごい音がした?」
「また灰がスゴい?」
などの質問が上がっていたようであるが
我々鹿児島市民の感想は。
「お~、これは大きいねぇ。」
「灰がこっちに来なきゃイイや。」
そもそも噴火したことも知らず
Facebookなどでみんなが写真をあげるので
そこで知ったというヤカラも多かろう。
↑
それは小生だwwww
そういえばここのところ、
鹿児島市上空を通過する航空機
がヤケに多いと思ったら
桜島の噴煙を避けて
飛行コースを変更
しているらしい。
ということで、
自分の地域に灰さえ降らなければ
鹿児島市民の桜島の噴火に対する反応
というのは
こんなものであるので
どうぞお気になさらずに。
これだけ盛大に噴いても感想が
「夕焼けきれい…」
(*´ω`*)
な安定のかごんま人魂はさておき。
ここのところ
有能なラー友のみなさんが
ある新店を訪れて
それぞれ口々に
ウマかった
と報告してきていた店があった。
ラーメン専門 天満
鹿児島市立病院前
以前は『豚吉』というラーメン屋だった場所。
拙宅の至近距離であるため
自宅にクルマを置いての訪問。
オープンは10月13日(日)だった模様。
そのオープン時に出ていた花環に
「ふくまん」
からのものもあったので
そちらで修行したのかも知れない。
さて、入店すると
店内はほぼ以前の店のままと思われる。
左手奥が厨房
そこを囲むようにL字のカウンター
入口左横に4人掛けのテーブル
入口右手には5席ほどの壁に向かったカウンター。
厨房が見える席に座りたかったが
先客のバッシングが終わっていなかったため
右手のカウンターの一番奥に着席。
店内の様子もワカランではないか。
(・д・)チッ
ラーメン天満 - Spherical Image - RICOH THETA
さて、メニューは至ってシンプル。
ラーメン 700
ラーメン大 850
ライス 100
半ライス 50
野菜増し 50
瓶ビール 550
ほぅほぅ、野菜増しが50円とか
非常に良心的。
では、ラーメンに野菜増しで。
事前に運ばれてくるのは
ダイコンの漬け物。
ちょっぴり甘めな
無着色タクアン
的なモノ。
そして卓上には、
みじん切りの生ニンニクと
トウガラシのペースト。
いや、ペーストにもなっていない
破砕トウガラシを油で練ったモノ?
(炒めたトウガラシを潰したモノという意見もある)
ドンブリにドッカリと
大量に盛りつけられた辛子高菜も
持ってこられ
お好きにドウゾと。
いやぁ、こんだけあると
ごはん一口で辛子高菜バクバク行けちゃう
キケンなヤツである。
↑
フツー逆だろw
などなど観察しているうちに。
来ました!!
おおっ!!!!
野菜増しが豪気!!
もやし主体とはいえども
これで50円とは破格。
ブラックマッペか、
やや細身のもやしである。
上に乗った具材はその他に
チャーシュー
小口切りの浅葱
刻みタマネギ
揚げネギ
そして奥手のスープ表面には
黒っぽいマー油のようなもの。
あとで味をみてわかったが
マー油ではなく揚げタマネギ油である模様。
ネギを真っ黒に焦がした風味はしなかった。
さぁ、ではいただいてみましょう。
スープをひとくち。
ほんの少し茶濁しているが
ほぼ透明に近いとんこつスープ。
口当たりはいたって軽く
スープの温度はやや低め。
上に野菜などが
たくさん乗っているからかと思ったが
おそらくあえて温度を上げずに
提供しているのであろう。
あまり温度を上げると
この繊細な風味が飛んでしまう。
このスープは
ひょっとすると
『ふくまん』
由来なのであろうか。
アチラのスープもこのように
ひょっとして薄いんでは?
と思わせながらしっかりとウマ味を感じる作り。
そういえば座った席の隣のカベに
『まる竹ほんき』
のオーナーからの花についていたとおぼしき
メッセージカードもあったな。
双方の店で修行したのであろうか?
実は小生、『まる竹ほんき』は
未訪なのであるけれども。
( ̄∇ ̄*)ゞ
麺はパッツリとした絶妙な茹で具合で
ツルツルシコシコとしてウマい。
ふぅむ。
全体的に精細ではあるが
レベルが高い。
野菜増しにしたこともあるが
麺も含めかなりの食べ応え。
だいぶ少なくなってきたところで味変。
卓上の破砕トウガラシのペーストを。
刻みニンニクは
社会人として自粛した。
エレベーターなどで
息が詰まるような
ニンニク臭
を漂わせながら
本人まったく気づかず
という方も多々おられ
こちらがエレベータを降りるまで
息を止めてやり過ごす
こともあり
人に振り見て我が振り直せ
というわけである。
マジ、ビックリするぐらい
臭いおっさん、おるで。
(|||´Д`)
この破砕トウガラシを投入して
ひとくち二口
さらに辛子高菜も入れてみるが
辛さはほとんど微々たるモノ。
(※註:個人の感想ですw)
試しに辛子高菜単独で食べてみても
ギリギリまで塩分を落とし
トウガラシもさほど辛くなく
全般的にやわらかな味つけであるようだ。
ビリッと辛い辛子高菜も好きだが
こういう薄味のモノもなかなかによい。
たまに塩抜きされていないのか
ビックリするほど塩っぱい辛子高菜
があるが
アレは好みではない。
などなど楽しんでいるうちに。
ごちそうさまでした。
ホント、鹿児島の新店は
いずれ劣らぬウマさであり
非常にレベルが高い。
小生が食しながら終盤にさしかかったところで
4人掛けテーブルに座っていた3人組のうち
野太いガラガラ声のおっさんが
会計前にご店主にイロイロと話しかけていた。
「この味はふくまんかな?ほんきかな?」
「え!?両方の店で修行したんですか?」
「どうりでどちらの味わいもすると思いましたわww」
などなど、
事前にリサーチしてきたことがミエミエ
のことを
さも得意げに語っている。
あー、いるいる。
こういうウンチク語りのラーヲタ。
しかし、聞くとはなしに聞こえてきた会話から
こちらとしてはわざわざ聞かずとも
いろいろな情報を得ることができた。
「麺はフクヤマですか?」
「あ、最初はフクヤマだったけど
今はホンダ商店ですか!」
聞いているうちに
まったく小生後ろを振り向いていないのであるが
声の主がわかってしまった。
このおっさんと会ったこともなく
声も聞いたことがないのに。
これはアレだな。
某チャーシューイベントの
名物プロデューサーF岡氏。
そのうちについに正体を現し
「ワタシ実はこういうモンです」
と名刺を渡して自己紹介を始める。
この間、一切一度も振り返らなかったが
おっさんのデカいダミ声が店内中に響き渡るので
見る必要もなかった。
「明日はこちらに有名な人を連れてきますよ。」
「日本のラーメン屋で知らない人はいない有名人を。」
O崎何某か。
┐(´д`)┌
ヤダヤダ。
結局プロモーションかよ。
そしてその挙げ句、会計の最後に。
「あ、領収下さいww」
ラーメンぐらい自腹で食えよwwww
その後小生も辞したのであるが
ヒアリングの必要がなくなって
ご店主と会話ができなかったではないか。
(*´・ω・)
メニューが一種類で
ちょっと押しは弱いが
逆に言うと鹿児島のイニシエ系のように
ベースのラーメンこれひと筋!
的なコダワリも感じられ
よいではないか。
今後どのような方向に化けていくかは不明であるが
近場でもあるので
長期的にウォッチしていきたい。
お試しあれ。