プリントゴッコ 

なるものをご存じであろうか。




printgockko
(初代プリントゴッコ)


知っている方は
ソレナリの年齢以上
であることは避けがたい事実である。



プリントゴッコ(Print Gocco)は、
理想科学工業がかつて販売していた
家庭用簡易孔版印刷器
である。

1977年(昭和52年)から
2008年(平成20年)まで
販売された。

[Wikipedia "プリントゴッコ"項 2020/08/02 採取]



いわゆる

簡易型謄写版印刷機

のようなものである。


まず本体は、グリップを握って
ハの字型になった印刷機を
ぐっと押さえ込むことで
印刷ができるようになっている。

そしてそのであるが
紙にカーボン入りのインクで原画を描き
それを原版となる専用のスクリーンと
本体のステージ上で密着させ

上からランプハウスをかぶせる。

そのランプハウスの中には、
イニシエの写真撮影のフラッシュのような
消耗式のフラッシュバルブ
を2個装着し
本体をグッと押さえ込むことで
内蔵の電池からの電流で
 フラッシュが発火 
熱で原版のカーボンとスクリーンが焼き付き
その部分に細かい穴が開いて
そこからインクが滲み出すという原理である。

スクリーンを取りだして焼き付いた原版をはがし
スクリーン反対面の透明シートをめくって
スクリーンとの間にチューブから
カラーインクを流し込む。

当然、複数のインクを使うと
印刷しているうちに混じるので
色と色との間に
インクブロック
として粘着剤付きのスポンジシートを
細かく切ってスクリーンに貼り
それぞれのインク間をブロックしたものである。

印刷枚数が多いと、
途中でインクが足りなくなって
部分的にかすれ出し
それを修復しようと透明シートをめくると
 インクが他の部分に混じり合って 
せっかくの色分けがムダになったりと
イロイロと難点はあったが
イカニモな手作り感
が感じられ
当時はみなそれぞれに工夫して
年賀状などを送り合っていたものだ。

しかし、だんだんと
パソコンが普及しだし
当初コスト高であったプリンタも
インクジェット方式などで安くなり
プリンタでの印刷コストが下がってきて
そちらへとシフトしていく。

やがて、
年賀状文化そのものが
ビジネス上の儀礼的なものや
ほんの一部の

メールの届かない層

など向けに限定されるようになってきて
ついには終焉を迎えたのであった。


メールでいつでも好きなときに
連絡が取り合えるようになったので
あらためて年賀状を出す意義が薄れてしまった
のであった。


プリントゴッコ華やかなりし時期には
作り慣れてくるに従って
だんだんと細かい表現ができるようになり
いろんなテクニックが編み出され
線から面へ
といった
ワザも開発されていった。

スクリーントーンを貼ったり
原版をコピー機でコピーして
全体に均一な原画を作ったり。


いやー、懐かしいのぅ。
(*´ω`*)


うちも、プリントゴッコで
年賀状を出していたのは
2000年頃までか、
その後プリンタでの印刷も
最近ではほんの数枚か10数枚だけ
本当に限られた相手のみに出すだけに
なってしまったな。



そんな、栄枯盛衰物語はさておき。




拙宅の長男氏
度重なる東京での中共武漢コロナ禍爆発により
何度も

「さぁ、東京で一人暮らしを始めるぞ!」

という決意が踏みにじられ
無に帰したため
現在は鹿児島に帰省してきているのは
既報の通りである。


先週半ばになって突然
学校側から

8月3日(月)から6日(木)の間に
教員との顔合わせと
キャンパス見学会を実施する

という通知があった。

・・・・もっと早く知らせてくれれば
わざわざ鹿児島まで帰省しなかったものを。
(ノ∀`)


致し方なく欠席で。
(出席必須ではなかったので)


まぁ、学校側も
対応に苦慮しているのであろう。


そんなわけで長男氏
オンラインの授業や補講があった平日は
とりあえずパソコンに向かって
勉学に勤しんでいたことであろうが
土日になると
いちおうお盆明けのテストはあるようだが
その勉強以外については
特にすることもなくダラダラと過ごしている。

これではイカンと
日曜日にはドライブに連れ出してみた。


実は長男氏と二人でのドライブは
これまでほとんどなかったかも知れない。


長男氏次男氏が小さかった頃は
ヨメ氏も含めて4人で出かけていたし
そうこうするうちに
長男氏は土日は塾で忙しくなる。

次男氏は2学年離れていたので
長男氏が塾に行っている間
次男氏とはドライブする機会は何度かあった。

しかし、今度は次男氏の塾も忙しくなり
土日はほぼ二人とも塾にカンヅメ。


それが良かったか悪かったかは別にして
共に接する時間はあまり取れなかったように思う。


今回はよい機会であった。


東市来のあたりから
吹上浜を南下。


途中吹上浜に降りて
しばし休息。


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日射しが熱いぞww


干上がった海辺まで降りて散策。


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長男氏よ、
町田に行ったら海はないぞww



見つけた物産館を手当たり次第に
訪問して見るも
どこもかしこも野菜は暴騰。

・・・・どころか、
まともな野菜が売っていない。


すっかり日数が経って
断面が灰色になったような小さなキャベツが
1/4で100円とかフザケた値段で売っていたり
ひょりひょろのネギが200円とか300円とか。

品数も種類もほとんどなかった。


まったく、今回の梅雨の長雨
全国的に野菜の生産に
壊滅的な打撃
を与えたようだ。

回復には1ヶ月やそこらの時間はかかりそうである。


そんな中、
南さつま市旧金峰町のあたりでは
順調に(?)
早場米の収穫時期を迎えていた。


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なんと、手前の方は刈り取り済み。


実っている稲穂。

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もうすでに部分的には
稲穂の重さに耐えきれないのか
イネが倒れてしまっているところも。


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などなど観察している田んぼの中で
お昼時ですよ。
(。-∀-)


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道の駅 きんぽう木花館




入店するとさっそく早場米がお出迎え。


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さて、お目当てのそばを。


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ありゃ。

木花御膳や咲耶姫御前など
御膳メニューは終了
しているのだな。

まぁ、今回は
それほどおなかは空いていなかったので
特に問題はないが。


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ということで、小生は
山かけそば(大盛り)
長男氏はそばがあまり好きではないので
えび天うどん
をチョイス。


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待つことしばし。

番号で呼ばれる。


来ました!!


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お手盛りで七味をぱらぱらと振って
自席に持ってきて。

いただきます。


ダシをひとすすり。


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あー、今日のは少々ハズレだな。


ダシが少々薄い。


そして、そばの質感もイマイチ。

山芋のブワブワ感が感じられず
ただただ練ったそば粉の
ニチニチとした食感のみ感じられ
ウマ味がない。


まぁ、そんな日もあろう。


前回訪問したときには
なかなかにウマかったと覚えているので。





ゾゾゾとすするとあっという間に完飲完食。


せっかくなのでそば湯を注いできて
割り干しダイコンの漬け物とともに。


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ごちそうさまでした。


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また来ます。