最近買ってみて良かったもの。


低温調理器。


これまでは、
ローストビーフを作るときなど
電子炊飯ジャーの保温で
調理をしてきた。

だがしかしこれでは、
若干温度が高めなようであり
もっとレア感のあるものを作るには

低温調理器が必要なのでは?

と思った次第。


最近ラーメン屋のトッピングなどで
ドデカい豚肩ロースのカタマリから
薄く削ぎだしたと思われる薄ピンク色の

レアチャーシュー

を見かけることが多くなった。


これらは、どー考えても
フツーの火加減で
鍋で煮て作っているとは思えない。


そもそも低温調理器とは
一定の温度を保つよう
加熱能力と温度センサーを組み合わせた
恒温温水攪拌機である。


食材は、
ジップロックなどの密閉ポリ袋に入れ
空気を抜いたのちに水槽に沈めて
一定の低い温度で加熱
するのである。


肉などのタンパク質
温度により熱変成をし、
その変化は温度によって決まっている。


人が肉を食べて美味しいと感じるのは
肉中に含まれる二種類のタンパク質

ミオシンは熱変成しているが(50℃以上)
アクチンは変性していない状態(65℃以下)

であるという。

ホラホラ、習ったでしょ、筋肉を構成する
アクチンとミオシンww


つまり、美味しく焼けた肉というのは

50℃以上65℃以下

におかれた肉であるということだ。


フツーにフライパンで調理すると
肉の表面は200℃とかの温度で焼かれることになり
それがじわじわと肉の中心に向かって
温度が上がっていく。

焼けた肉が美味しい温度
中心部分が
50℃以上65℃以下になるときには

すでにまわりの部分はとっくに温度が上がり
美味しい状態を過ぎてしまっているのであった。


そのため、ステーキを焼くには
まずは片面を強火で焦げるほど熱し
肉汁が出ないよう封じ込めた上で
裏返して中火で焼く
などといったテクニックを必要とし
しかもそのノウハウは
勘と経験に頼るしかない
というわけである。


しかし、低温調理器では
そもそも設定した湯温以上にはならないため
今回小生が試したローストビーフのように
57℃と設定しておけば
いつまでも57℃のままで
食材を保持し続けるのであった。



つまり、もし外側が早く57度に達しても
それ以上にはならずに
中心温度が57度になるまで
ひたすらじっくりと時間をかけて
加熱すればよいのであった。


これでは、失敗する余地もない。


最近は
低温調理器の品揃えも増えてきて
価格にしても一部有名メーカー品などを除いて
ずいぶんとこなれてきた。

今回小生が仕入れたものも
密林商会で安めの商品ながら
評価が高かったものである。


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価格は、ちょうどタイムセールをやっていたので
現在の底値であった。

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驚くことに
日曜の昼前に注文して
翌日月曜日の午前中には届いていた。


月曜はちょうど
右肘頭骨骨折手術後の定期点検
のため休みを取っていたため
さっそく試してみた。


基本的な作り方については
以下の過去記事のように
すでに拙宅においては確立しているので
今回もそれに倣い
加熱を低温調理器に替えただけである。






57℃に設定した低温調理器を
2時間と、少々長めに設定してみる。


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浮いてこないよう重しにスプーン入りw



2時間経過後。

加熱時間は
中心までしっかりと熱が均一に通るよう
肉の大きさや形状により
適宜変更していただきたい。

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これを、表面をバーナーで炙ると。



(*´ω`*)

うま~~~~~

ウマすぎる。



そして、大して高い肉でのないのだが
肉汁ジュワッと
それでも芯までしっかりと熱が通り
実に肉も柔らかく
得も言われぬウマさであった。

あまりのデキの良さに写真は失念wwww




いやぁ、早くレアチャーシューを作ってみたいものだ。



そんなオトーサンの趣味の料理はさておき。




本来休みは月曜のみの予定であったが
やんごとなき理由により
火曜も休まざるを得なくなった。

ちょうど帰省中の長男氏にも手伝ってもらい
なんとか用事を済ませて11時過ぎ。

伊集院でお昼時を迎えたので
以前から気になっていながら
2回振られているお店にいざ!!


・・・・_(┐「ε:)_

今日も臨時休業のよう。


よほど縁がないようだ。
(ノ∀`)


気を取り直し
鹿児島市内まで戻る途中で
なんか食うかと思っていると。


おお、そうだ、以前から
一度は訪れてみたいと思っていた店があった。


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韓国家庭料理 青紗一籠
(ちょんさちょろん)


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古民家を改装して作ったと思われるお店。

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11時半頃の到着で
駐車場もほぼ満杯と
人気である模様。


ガラリと引き戸を開けて入ると
すでに韓国チックな雰囲気。
(憶測ww)


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奥から民族衣装に身を包んだ
女性スタッフが迎えに来る。


店内は意外なほどに広く
8畳間が4つほどの大きさか。

手前のテーブル席がおかれた二部屋は
すでに満席のようで
さらに奥の座敷に通される。

一番奥の座敷は一部が掘りごたつになっており
小生と長男氏はそこに通された。

青紗一籠(ちょんさちょろん) - Spherical Image - RICOH THETA



和室の雰囲気と
韓国式の調度などが

マッチしているのかミスマッチなのか

それすらよくわからないが
とりあえずメニューを。


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ふむふむ。

韓国冷麺以外の麺もあるのだな。


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んじゃ、小生は
辛いマークが二つ付いた

 韓国式キムチラーメン 
【真っ赤なスープの辛いラーメン】

をチョイス。


長男氏も最初はそれにしようかといっていたが
夏場は提供があるのかないのか
厨房に聞かないとわからないと言うことで
いったん女性スタッフが戻っている間に
日和って

石焼きビビンバ

に変更した。


無事、キムチラーメンの提供があるということで
小生はそれをお願いすることに。


はじめに、サラダと小皿盛りが。


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小皿は左から

もやしのナムル
ゴボウの甘辛煮
カクテキ。



これだけでもけっこうなボリュームである。


卓上に置かれている調味料は
辛さマシ用のソースかな?


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試してはみなかったけれども。


そうこうしているうちに
長男氏の石焼きビビンバ、登場。


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ジウジウ
と盛大に具材が焼ける音がする。


そうこうしているうちに
キムチラーメン、来ました!!


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おおっ、、、こっ、これは・・・・


写真ではあまりボリューム感が伝わらないが
フツーのサイズのラーメンドンブリに
かなりこんもりと野菜が盛られ
うずたかく積み上がっている。


では、いただきましょう。


すーぷをひとく・・・・

と思ったら、韓国料理なので
レンゲではなくスプーンなのね。


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しかも、箸は韓国式
カネの箸。


あらためてスープをひとくち。


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ふむふむ。


あまりスープに
『ダシ感』
は感じない。

そもそも韓国では
ラーメンのダシをさほど重視していないのかも。

宮崎発祥という某有名辛麺店
スープは使わずお湯だという話だからな。


そして、麺。


うう~ん、韓国って
麺にもコダワリがないのか。

ひょっとすると
インスタントラーメンの麺?

と思わせるほどコシがなく
短くてボソボソとしている。

しかも、アツアツのスープのために
すでに提供された段階で
麺がダレてしまっている
のであった。


麺の量はソコソコであったが
具材がとにかくスゴい。

現在の野菜の高騰を屁とも思わぬ
ネギダクな盛り。

そして、上に乗った
野菜の半分はキムチ。


辛さはまぁまぁ辛目であるが
常識的な辛さ。

辛ジャッジすると

2.2KM

ほどではないかと思ったが
このアツアツスープとの相乗効果で
最終的には

2.4KM

と判断した。




私的辛メーター判断基準は以下の通り。


0.0~1.0KM 誰でも食べられる辛さ
1.1~2.0KM 辛いモノ耐性の弱い人でもOK
2.1~3.0KM 辛いモノ好きな方々向け
3.1~4.0KM 特に辛いモノ好きなマニアックな方々向け
それ以上 ヘンタイ


よって、辛いモノ好きであれば
難なく食することができ
辛さを楽しめる範疇。


しかし、とにかくスープが熱いので
食し進めているうちに
だんだんと体内に熱が蓄積してくる。

よって、アタマからが噴き出す。

そうこうしているうちに
本人も気づかないまま
鼻水も垂れてくるわけで
注意しないとデート中に
ハナミズをぶらんぶらんさせた姿
相手にさらけ出すことがあるので
キケンである。

紙ナプキンがテーブルにあってよかったぞww


いやはや、
とにかく
野菜(主にキムチ)の物量
がスゴかったが
なんとか完食完飲。


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ごちそうさまでした。

そろそろ辞するかと思っていると

「食後のドリンクサービスをドウゾ」

と運ばれてきたのがこちら。


「韓国の伝統的な!$#*冷茶です」

と解説されたが聞き取れなかった。


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見た目はジャスミン茶のようで
上に松の実が浮かんでいるが
運ばれてきたときにふっと
シナモンのような香りがする。

口に含んでみると
はたしてシナモンの香りと
はちみつだろうか、
甘味を感じる。


しかし、これを飲み下してみると・・・・

なんだこの、
舌の中央奥手の方で
味蕾にガッチリと結びついて
ビリビリと感じる
苦さというべきか渋さというべきか・・・・


とにかく、

初・め・て・の・体・験♥。


小生はあまり苦もなく飲み下したが
長男氏はひとくち目で目を剥き
ブルブルと身震い。

やはり慣れない味は
オコサマには無理なようであった。


なかなか
強烈なカルチャーショック
を受けた
ランチであった。


辞する12時過ぎ頃には
広い店内がほぼ満席。


しかも、9割9分が女性客。


やはり韓国ドラマとかの影響なのだろうか。


新鮮な体験であった。