先日の日曜日。
長らく降り続いた雨もようやく上がり
日常的に自転車にも乗れるようになったのであるが。
拙宅の次男氏が
自転車の変速ができなくなっていて
乗れないからクルマで送ってくれという。
見ると、確かに
グリップ式の変速機が固着していて
全く動かすことができなかった。
グリップ側は動くのだが
ワイヤーが全く動作しているフシがない。
仕方がないので修理してやることに。
<じゅんびするもの>
変速機が動かない自転車
変速機用ワイヤ
左:外装変速機用アウターケーブル
右:外装変速機用インナーワイヤ
※駐)セットになったものもアリ
ただし、長さに注意
↑
もとのワイヤの長さを測っておく
1)グリップ側の変速機をバラす
よく見ると変速機の手前側に
小さめのマイナスドライバーを差し込む
小窓がある。
ちょっとピントが合っていないが
ここに突き刺すと変速機のカバーが
パカッと外れる。
外れるとこんなカンジ。
2)ギア側の変速機のワイヤーを外す
ギア側の変速機下、
SHIMANO
のマークの下のワイヤを固定している
ボルトを緩める。
少し緩めるとワイヤが外れるので
ボルトを外す必要はない。
ワイヤの先端はすでにバラけて
錆びまくっているので
ニッパなどで切り離す。
このままだとワイヤを引き抜けない。
・・・・と思っていたのだが
実はもう完全にワイヤが固着してしまっていて
ハンドル側から抜こうと思っても
全く動かず。
当初、
インナーワイヤだけ交換して
アウターケーブルは使いまわそう
と思っていたのだが
この時点で諦める。
インナーワイヤしか買っていなかったので
アウターケーブルも買いに行く羽目に。
(つд`)
3)ワイヤを取り外す
もう古いケーブルは使わないと決めたので
心置きなくインナーワイヤーを切って
アウターケーブルごと自転車本体から引き抜く。
4)新しいワイヤーをセットする
ハンドル側からインナーワイヤーを入れ込み
元のようにワイヤーをセットしたら
アウターケーブルに通しておく。
アウターケーブルは長めであれば必要な長さ
(元のケーブルと同じ長さ)
に切るが、
アウターケーブル内に複数の鋼線が通っていて
簡単には切れない。
専用のケーブルカッターで切れと書いてあるが
んなものはねぇ!!
電工用のケーブルカッターならあったが
それでは全く刃が立たず
結局中の鋼線を一本一本ニッパーで切る羽目に。
(つд`)
これが硬いわ、切ると鋼線が飛び散るわ
けっこう危険。
(目に注意!!)
しかも、切り口がきれいじゃないと
インナーワイヤーが出てこないので
真ん中のビニール被覆の穴をほじって開けたりと
細かい力作業が必要。
このあたりで
「あー、自転車屋に持ってけばヨカッタ」
( ;∀;)
と思い始める。
なにせ外、暑いし。
(;´Д`)
5)ギア側のケーブルをセットする
ケーブルを元通り本体にセットしたら
ギア側の先ほど外したボルトに
インナーワイヤーの先端を固定する。
ワイヤーの先端は適当な長さで切り
末端に付属のアルミのパイプを通し
カシメて保護する。
あとはワイヤーのたるみを調節したり
ギア側のネジで変速タイミングを調整したり。
このあたりは
カン
でやってしまったが
本来ならこのあたりが
自転車屋のノウハウ
なのであろう。
何度も試乗を繰り返し
タイミングを調整する。
ネジを回しすぎると
変速機が行き過ぎてチェーンが外れたり
けっこう微妙な調整を要する。
あー、疲れたわ〜
_(┐「ε:)_
脱水症状になるし
メタクソ手が汚れるし。
お金持ちさんは自転車屋に頼まれたし。
そこ、結論かよ!
的な日曜工作はさておき。