もう廃止1週間前なので
とっくにご存じであろうが
Windows OS添付だったブラウザ
Internet Explorer
(IE)
のサポートが
2022年6月16日に終了する。
ただし、Windows 8.1に関してだけは
OSのサポートが2023年1月10日までなので
とりあえずそこまではサポートされるらしい。
そもそもサポートが終了するとは
なにか重大な障害などが見つかっても
もう修正も提供されないし
マイクロソフトに問い合わせても
答えられませんよ
ということである。
IEそのものが消えてなくなるわけではない。
最新のOS
Windows 11
にはIEは(表向きは)入っておらず
通常の手段では起動できない。
その他のWindowsなどで
通常のWindos Updateを普通に適用していれば
サポートの切れたその後は
IEを起動しようと思っても
後継ブラウザである
Microsoft Edge
が起動されるようになり
そのEdge上で設定すれば
IEモード
として使用が可能である。
なんでこんなメンドくさいことをしているかというと
IEがWindowsに標準添付されていたため
以前は圧倒的シェアを誇っていて
ブラウザの標準化団体の規則に則らない
勝手な拡張を行っていたがために
セキュリティの問題や
互換性の問題を多く抱えてしまっていたのだ。
AppleのiOSで使えなかったことも大きかろう。
その後だんだんブラウザのシェアは
ChromeやFireFoxなど
他のブラウザに奪われていき
ついにはIEを継続することが難しくなった
というわけだ。
IEがデファクトスタンダードだったころには
IEの上で動作する
ActiveXコントロール
という一種のプログラムを動かし
非常に凝った仕組みの画面制御を行い
業務システムなどにも多用されていた。
しかし、
Windowsを直接操作できる仕組みのため
他のOSでは動作せず
自由度が高いがゆえにセキュリティ的にも
問題が多い仕組みであった。
そのため、IEはだんだんと廃れていったのである。
社内システムなどで
IEでなければ動かなかったシステムなども多く
(弊社グループ内にも多数ww)
サポート終了がアナウンスされる前から
脱IEをはかってきたが
いよいよのっぴきならない事態になった
というわけである。
前述の通り、IEの仕組み自体は
EdgeのIEモードでしばらくは継承されるが
サポートされないことには変わらないので
早急な対応が必要である。
長らく使われてきたIEが終了するというのも
インターネッツのみなさんにはオモムキ深ろう。
だがしかし現実には
とっくの昔にIEはオワコン
であって
いまだにIEを使っている方を見つけるのが
難しいぐらい。
社内システムで使わざるを得ないので
その流れで使っているという方が多いのではなかろうか。
手前味噌な資料で恐縮であるが
拙blogへのアクセスでも
IEのシェアはWindows10上でも
3%程度である。
もっとも、そもそものアクセスの7割以上は
スマホなのであるがww
そんなIT栄枯盛衰物語はさておき。