本日お休みをいただきまして。

こちらへ。


杜氏の里笠沙

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こちら、南薩
特に薩摩半島南西方面を巡る際には
避けて通ることのできぬ施設である。


本日はココで。


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杜氏の里笠沙
希少 工場見学ツアー


が開催されるという情報を
Facebookのオトモダチの方から
漏れ聞いて。

まぁ、この方とは
20数年来の知り合いで
かつては同じNPO法人の理事として
活動していたこともある。

さて。

今回の目玉は。

通常こちらの施設に訪問するか
往復ハガキで応募するかしか
入手方法のない

焼酎 一どん
(いっどん)

ゴンゴー(五合)瓶
入手できると聞いて。

通常の一どんは
独特の形をした一升瓶で

iddon


かえってこの
ゴンゴー瓶のほうが
希少価値が高いんじゃなかろうか。

さて、9時50分現地集合ということで
混雑する鹿児島市内をすり抜け
裏道をたどり
ギリギリ9時55分頃現地に到着。

事前にGoogleフォームの申し込みをしていたが
何となく気になって月曜に問い合わせしたところ
ナゼかエントリーされておらぬと。
Σ(゚д゚lll)ガーン


慌ててエントリーし直して
無事参加できた。

担当の栁下さん、
ありがとうございました。
(●´_ _)ペコ

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さて、10時に参加者が揃い
ミーティングののち工場内へ。

今回は、7年ぶりに入れ替えを行うという
木樽の蒸留器の据え付けを見学する
というのが主旨。

実は今回遅れてきたがゆえに
この木樽を運んできたトラックのあとを
ずっと付いてここまでやって来た。


その木樽がシズシズと運ばれてきた。

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これを、手前の台に据え付けるのだ。

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事前に、旧木樽は撤去されていた。

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重さ200kgほどはあろうかという
杉の柾目がキレイな樽は
実はまだ上に穴は開けられていない。

蒸留のための木樽の据え付けは
配管や間取りなど
すべて現地合わせ
なのだという。
今回、これから
蒸留器とかマンホールとかの穴を
開けるのだと。

マンホール、そうか。
中を掃除したりするために
人が入る必要もあるのだな。

さて、据え付けを見学したら
いったん一般の見学コースへ。

入口にジィ様が鎮座。

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このジィ様
かごんま弁(笠沙弁)にて
以下を解説。

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「ゆくさ、おさいじゃったもした」
(ようこそ、お越しくださいました)

ネイティヴかごんまんたる小生
なんとかヒヤリングはできた。


その後、30分ほどかけて
展示場内を観覧。

途中、解説のビデオがあったり
なかなかに見応えがあった。


その後、再び工場内へ。

今回は、普段はメッタに見ることのできない

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麹室

の見学もできた。

8月初旬から今年の仕込みが始まるそうで
その際には

硫黄を焚いて

麹室を殺菌するとのこと。

麹の仕込みに一番の禁忌はやはり

納豆菌

らしい。

納豆菌、100度の高熱にも耐え
めったなことでは死滅させられないゆえ
仕込みの時期は杜氏の他
ご家族の方にも『納豆禁止令』が出るらしいww

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麹室の天井には
しゃもじのような板の取り付けられた
排気口があるが
ここを開閉して温度を調節するのだと。

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その排気口からつながる
麹室の側面には
おそらくこの蔵の土着菌による
黒い汚れが見られた。

天井の梁にも。


床に埋め込まれた甕。

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これが、一次仕込み、二次仕込みと
たくさん埋め込まれていた。

杜氏の里笠沙 - Spherical Image - RICOH THETA



埋め込まれていた甕のまわりには
冷水を通すパイプが張り巡らされているらしく
これで醗酵による熱を管理して
調整するとのこと。

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その間にも木樽蒸留器の設置は進む。

現地合わせの蒸留機器の取り付け
木樽の水平取りなど。

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工場内にほんのりと焼酎の香りが漂っていると
思っていたら

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3年仕込みの

二刀流

という焼酎の2年目のものが貯蔵されていた。

クルマの運転をしない方々が
試飲をしていたが
まろやかで美味しかったとのこと。
(இдஇ`。)


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その後、甕をかき混ぜる
櫂入れ体験とか。

希望する方々が
蔵の帆前掛けと袢纏を身につけ

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写真撮影など。

まぁ、中は水だったらしいがww


木樽の据え付けは順調に進み

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上部の穴あけなど。

おお、そういえばこの木樽を作っている方は
こちらの

津留 安郎さん




であった。

イロイロと質問にも答えていただいた。


あ、工場の隅には
出荷を待つ焼酎のみなさん。

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入り口近くに
一どん
もあるなぁ。

今回、この杜氏の里の館長さんのお話しも
たくさん聞けたのだが
一般にはハガキによる応募しか受け付けていないこの

一どん

実は毎月

80倍から100倍ぐらい

の倍率らしい。

そりゃ、当たらんわなぁ~
(´д`)


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施設の入口には
旧暦で七夕を祝う鹿児島らしく
笹飾りが飾られていたが
こちらの焼酎のラベルが飾られているなど
独自色。

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最後にミーティングがあり
今回据え付けた木樽蒸留器の
水蒸留の儀
(蒸気圧をかけての漏れの確認など)
が9月頃にあり
その時にもまたイベントを
そしてその蒸留器による
初垂れ焼酎を
12月頃に発売するなど

今後の展開の説明が。

初垂れ焼酎は一般にも発売するが
今回の参加者には優先で販売してくださるとのことで
おもわず一本予約してしまったww

今回の企画をした
南さつま観光協会の担当栁下さん
ヤリ手だなぁww

yagishita


と思ったら、町田!!ww

拙宅の長男氏も町田在住なので
がぜん親近感。

勝手な感情


現在ではコチラでお嫁さんをめとり
すっかり地元に馴染んでいる模様。

やはりこういう
外部からの助っ人というのは
特にこんな地方においては
重要な役割を果たすであろう。

お世話になりました。


さて。

ハラも減ったので帰ろうか。

とクルマを出したところ

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すぐ目の前に絶景が。

この

笠沙美術館

という場所の屋上が
ビューポイントになっているようなので
ちょっと寄ってみた。

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うーん、パノラマ写真だと
イマイチ。

実際には。

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こんなカンジ。

ちょっと曇っていたので
完全に『バエ』はしなかったが
それでもなかなかの眺め。


え?この笠沙美術館
無料なの?

んじゃ、まぁ寄ってみるか。

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階下に降りてみると。

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まるで額縁に切り取ったような眺め。

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人気がないので少々勇気を要したが。

がらり。

「いらっしゃいませー!」

館内には女性スタッフがひとり。




現在は
地元出身の黒瀬道則画伯
の現代アートを中心に展示中。

なかなかに見応えあり。

3カ月に一度ほど展示品の入れ替え
もあるようなので
立ち寄ってみる価値アリ。


館内の窓からも

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眼前の沖秋目島の風景が
まさに額縁。


そしてこの美術館の建物
JR九州の車両のデザインなどでお馴染みの

水戸岡英治氏

の手によるものであるとのこと。

同時期に、かつての

笠沙恵比寿

も設計していると。

帰りに少々遠回りして
そのかつての

笠沙恵比寿

あとを巡ってみたが
現在では民間の

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日清丸紅飼料株式会社

水産技術研究所

なっており、一般の立ち入りは不可になっていた。


そんなおっさんの
プチ夏休みトリップの思ひ出はさておき。


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