おじさんSEあるある。

アルファベット&数字編。

『D』の字にスラッシュを付ける。

D


ちなみに読み方は【でー】


『I』の字には数字の『1』と区別するために
上下に横棒を付ける。

I


『O』の字には数字のゼロと区別するため
上に横棒を引く。

O


『Z』の字には数字の『2』と区別するために
スラッシュを引く。

Z


とうぜん、数字の『1』には
上にナナメ棒、下に横棒を付ける。

1


『0』にはナナメ線を入れる。

no title


これは、ン十年前の新人の頃に教わった
SE基本動作である。


ナゼこのようなものを導入したのか?

それは、
ン十年前にはまだ入力端末は高価だったため数が少なく
一人が端末を占有しながら
プログラミングするような状況ではないため

基本的なコーディング(プログラム作業)は

コーディングシート

CordingSheet


と呼ばれる紙に手書きする必要があり
コトと次第によっては
他人がパンチする(入力する)こともあるので

イチかアイか
ゼロかオーか

などをしっかりと判別できる必要があったため
このような表記法が使われていたのだ。

また、プログラムの入力が正しく行われているか
データの内容が合っているかの確認のため
データの読み合わせ
などという方法もとられていたため

【ディー】なのか【ビー】なのか
【ティー】なのか【ピー】なのか
【エヌ】なのか【エム】なのか

など明確化する必要もあったというわけだ。


なにしろSEという連中
字はキタナく
滑舌は悪い

ときているので
このような独特の表記法、
発音法が発達したというわけだ。


しかし現在では
個人に1台以上の端末はアタリマエの環境であり
他人が文字を見るなど
他人と読み合わせをするなど

というシチュエーションは全くないため
このような習俗は
完全に廃れたといってよい。

『D』にスラッシュを書き足して
【でー】と発音する。


その人、もしや

おじさんSE

なのでは・・・・


そんな業界話はさておき。


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