とそさん
屠蘇散
というモノについて。
実はこの
屠蘇散
ご存じない方が多いようだ。
屠蘇(とそ)または、お屠蘇(おとそ)とは、
一年間の邪気を払い長寿を願って
正月に呑む縁起物の酒であり風習である。屠蘇とする数種類の生薬を調合したものを
屠蘇散(とそさん)
といい、
これを酒あるいは味醂に浸して作ったものをいう。
また、薬酒そのものは屠蘇酒(とそしゅ)ともいう。
[Wikipedia "屠蘇" 項 2025/01/05 採取]
オトソ飲まんのか、お屠蘇。
最近の家庭では。
(*´・ω・)
拙宅には薬局勤務者がおるので
毎年屠蘇散の入手に関しては無問題であったが
昨年配置転換で勤務地が変わり
屠蘇散を売っている薬剤カウンターと
縁遠くなったということで
すっかり入手を失念。
大晦日になってから慌てて探したのであるが。
近所のスーパー
タイヨー
では取り扱いなし。
というか、店員さんに聞いても
「トソサン?なんですかそれ?」
と聞かれる始末。
今度はドラッグストアを訪れるも
そこでも取り扱いナシ。
そういえば業務スーパーにあるかもと
訪問して一瞥するが見つからず。
いちばん人生経験豊富そうなレジの
おねぃさま
に尋ねると
「屠蘇散・・・・
あー、売り物じゃないんですけど、
地酒のオマケ
に付いているのなら。」
とのことで、その地酒を購入し
屠蘇散をゲットした。
ちなみに屠蘇散の内容物はというと。
屠蘇散屠蘇散の一例<中略>屠蘇散の処方は『本草綱目』(1709年)では
赤朮・桂心・防風・菝葜(抜契)・大黄・烏頭・赤小豆
を挙げている。
しかし、
烏頭や大黄は激しい作用を伴うことから除かれるようになった。
特に16世紀に曲直瀬道三が庶民の安全を考えて、
性質の強い生薬を取り除いた処方を考案したことで、
江戸時代に親しまれるようになった。現代では
白朮(オケラの根)、
山椒(あるいはその実の蜀椒)、
防風あるいは浜防風、
桔梗(キキョウの根)、
桂皮、
丁子、
陳皮(ミカンの皮)
などを用いるのが一般的である。<中略>
時代、地域などによっても処方は異なる。
うーむ、要するに漢方薬の類だな。
独特の風味がするしな。
ところで今度は
地酒
とは?


たからぼし じざけ宝星 地酒薩摩伝統の地酒(灰持酒)薩摩地酒は、清酒造りが薩摩に伝わった1600年から1700年代にかけて製造が始められたとされます。その製法は、もろみ発酵終了間際に木灰を添加することを必須として、酒の保存性を高めた灰持酒で、鹿児島県伝統の「地酒」です。伝統的な製法により造られたタカラボシ地酒は、各種アミノ酸・有機酸などの旨み成分や、高級アルコールを多く含むため、料理の味、香りのバランスをとり、魚肉等の臭いをマスキングするとともにそれらを軟らかくしてくれます。また、みりん同様多種多様な糖類を含んでいるため、料理に上品な甘味とテリを与えてくれるまさに鹿児島の誇るすぐれた調味料といえます。
[本坊酒造 "宝星地酒" ページ 2025/01/05 採取]
木灰を入れて細菌の増殖を抑え
日持ちさせる独特の日本酒の原種である。
特に南国カゴシマでは
日本酒はすぐ酢になってしまうので
焼酎か地酒か
しか生き残らなかったのであろう。
今では、濱田酒造が鹿児島で数少ない
日本酒の醸造元だ。
そんなわけで入手した地酒で
屠蘇散を入れて屠蘇を造ったのだが。
案の定甘いのなんのww
味醂なんぞメじゃない甘さ。
ま、まぁ、美味しゅうございました。
そんな年明けにふさわしい(?)話題はさておき。




↑
お屠蘇も知らなきゃ地酒も知らんようじゃのぅ
Bingくん・・・・
1枚目と4枚目は間違い探しかと思いますたww