全角アルファベットは
日本以外で使われるのか?
問題。
(*´・ω・)
この問いを紐解くには
そもそもの
全角文字・半角文字
から説明せねばなるまい!
(・`ω´・。)
そもそものイニシエの
活字による印刷
において
漢字やかななどほぼ正方形の
文字の高さと同じ幅の文字を
全角
と呼びそれに対し
文字の幅が半分の
アルファベットなどの文字を
半角
と呼んでいた。
つまり、
縦:横
1:1
ならば全角
縦:横
1:1/2
ならば半角
というわけだ。
これを、
コンピュータの文字列のコードに
当てはめたとき、
アルファベットと数字類は255文字に収まったので
1バイトで表せるということで
1バイト文字
イコール
半角文字
漢字は2バイトで表現するので
2バイト文字
イコール
全角文字
と呼ばれていた。
(詳細はかなり端折ってますww)
よって、
2バイト文字は
主に日本語圏において
使われている
のだが
その中にも
アルファベットや数字
も含まれている
のが
ややこしいところ。
日本語入力モードをOFFにして
キーボード入力すると
半角文字=1バイト文字
で入力されるので
1 2 3 4 5 6 7 8 9 0
a b c d e f g
h i j k l m n
o p q r s t u
v w x y z
! " # $ % & ' ( )
= - ~ | \ [ ] < > ? _
などと表示される。
一方、日本語入力モードをONにして
全角モードで入力すると
2バイト文字として
1 2 3 4 5 6 7 8 9 0
a b c d e f g
h i j k l m n
o p q r s t u
v w x y z
! ” # $ % & ’ ( )
= - ~ | ¥ [ ] < > ? _
などと表示される。
同じ文字が全角・半角という
別々のコード体系で
文字の大きさ(幅)が違うのだが
この仕組みを知らないと
全角半角入り乱れた文章となり
見た目キモチ悪い
状態になるのだ。
今日は
12000円
でした
など。
と、ここまで書いたところで
当初のギモン
全角アルファベットは
日本以外で使われるのか?
については
ほぼ答えが出ている
といってよい。
要するに、全角文字は
日本語の文字コードで
他言語からはそもそも
入力する手段すら
まっとうな状態では提供されていないので
そもそも他言語では入力できない。
入力はできないが
他言語のシステムにおいても
現在のPC環境下では
問題なく表示できるので
ややこしいことになっているのであった。
よって、
全角アルファベットは
日本語環境以外では
使われていない
が正解。
現在においては
日本語だけではなく
ハングル文字だったり
繁体字や簡体字
キリル文字やギリシャ文字
果てはケータイ由来の絵文字など
人類の扱う文字のほとんどは
コード化されており
およそブラウザ上であれば
ほぼ完全に表示される
と思ってよいかと。
表示できると使うとでは
意味が違うのだよ。
明智くん。
そんな昭和世代のヒキはさておき。